こんにちは!歯科衛生士のCHIKAです。
一般的に言われているホワイトニングの種類は、以下の3つ。
同じホワイトニングでも、方法や詳細は全然違うよ!
ホワイトニング3種類の中でも今回は、ホームホワイトニングについて取り上げてみたいと思います。
ホームホワイトニングのメリットやデメリット、工程や方法、費用に効果など、
歯科衛生士でホワイトニングコーディネーターのCHIKAが詳しく解説していきますので、最後までじっくりご覧くださいね。
オフィスホワイトニングのメリットとデメリットについての詳細は、【オフィスホワイトニングのメリットとデメリットは?詳細解説!】にまとめています。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違いについて知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。
ホームホワイトニングのメリット
自宅で手軽にできるイメージのあるホームホワイトニング。
自分のペースでホワイトニングができるので、慣れるととても扱いやすいホワイトニング方法です。
私はオフィスよりもホームホワイトニングが好きなので、いつもホームホワイトニングをしているよ。
チェアタイムが短い
ホームホワイトニングは基本的に、自分でホワイトニングの施術をします。
ホームホワイトニングに関することで歯医者に行ってすることは、
以上の2点です。
ホワイトニングのために歯医者に通院しなくてはいけないオフィスホワイトニングのように、
何度も歯医者に通う必要がないので
歯医者の診療台に座ってホワイトニングが終わるのを待つ時間もありません。
家で気軽にできるホームホワイトニングは手軽に感じることと思います。
診療台にずっと座らなくていいので、緊張する時間も少ないですね。
すべての歯のすべての面を漂白可能
ホームホワイトニングは、あなた自身の歯に合わせたカスタムトレーを作り、
そのトレーの中にホワイトニングジェルを注入して、カスタムトレーを装着します。
自分がホワイトニングしたいと思う歯があれば、カスタムトレーにホワイトニングジェルを入れるだけなので、基本的にはどの部分の歯にもホワイトニングすることができます。
奥歯や歯の裏側にもホワイトニング出来るのは嬉しいね!
自分の好きな時間合わせてホワイトニング出来る
歯医者に通う必要がないホームホワイトニング。
ホワイトニングをおこなう時間も特に決められていないので、いつ・どこでホワイトニングをしてもかまいません。
材料さえ準備しておけば、自分の空いた時間や良いタイミングでホワイトニングを始めることができます。
私は寝る前に歯磨きをして、そのままカスタムトレーを装着。就寝中つけて、朝起きたら外しています。
歯茎への影響が少ない
ホームホワイトニングに使用する薬剤は、約10%程度の低濃度の過酸化尿素です。
歯科クリニックでおこなうオフィスホワイトニングと違い、ホームホワイトニングで使うホワイトニング剤は刺激も少なめ。
なので、オフィスホワイトニングのように歯茎を保護する必要がありません。
ホームホワイトニングは、患者さん自身で薬剤を取り扱うので、使いやすく安全になっているよ。
ホワイトニングトレーを使用し、歯質強化できる
何度もお話ししているように、ホームホワイトニングに使うカスタムトレーは、あなた個人専用のトレーになっています。
歯型を取って特注で制作するので、その人の歯にピッタリ合った状態のものができ上がるんです。
ホワイトニングが終わり、しばらくホワイトニングをしないのであれば、
カスタムトレーにフッ素入りのジェルやペーストを注入し数分間トレーを歯に挿入しているだけで、歯の質を強くすることも可能。
(※ホワイトニング最中にフッ素を使うと、ホワイトニング剤の漂白効果が弱まるので、必ずホワイトニングが終わってからにしましょう)
せっかく特注で作ったあなたオリジナルのホワイトニングトレー、有効活用したいですよね。
ちなみに、歯科衛生士のCHIKAがおすすめするフッ素配合のペーストはこちら。
綿棒にペーストを取って、トレーの内部に塗り歯にトレーをかぶせます。
放置していて大丈夫なので、簡単に歯の質の強化ができますよ。
継続してみると安価
ホームホワイトニングの費用は、そのクリニックによっても違いますが、
だいたい15,000円〜20,000円くらいで可能です。
そして、一度カスタムトレーを作ってしまえば、
その後はまたホームホワイトニングをしたいときに追加でホワイトニング剤を購入するだけでホワイトニングできます。
このホワイトニング剤は、だいたい1本2,000円までで買えるところがほとんどです。
オフィスホワイトニングは1回につき15,000円ほどかかるクリニックがほとんどですが、その点ホームホワイトニングは、1本の薬剤が安価なので、長い目で見るとかなりコスパはいいホワイトニングだといえますね。
私がおすすめするホワイトニングクリニックの【ホワイトエッセンス】
さらに追加で白くしたい場合には、ホワイトニング剤のみの購入が可能で、その場合はホワイトニングジェル1本につき1,800円(税抜き)で購入することができます。
そんな手軽で便利なホームホワイトニングではありますが、デメリットもいくつかあるので挙げていきましょう。
ホームホワイトニングのデメリット
ホームホワイトニングは、あなたが「歯を白くしたい」という強い意志が必要になります。
効果が出るまでに時間がかかる
オフィスホワイトニングに比べて弱い薬剤を使用するホームホワイトニングは、歯が白くなったと実感できるのに時間がかかります。
毎日、自分で施術するホワイトニングをしっかり続けたうえで、だいたい目安としては2週間程度は日数がかかるでしょう。
そのため、
と言った、急なホワイトニング希望には向いていません。
1回のホワイトニング時間が長い
ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングと比較しても1回のホワイトニングにかかる時間が長いです。
診療台で施術を受けるオフィスホワイトニングは、1回につきだいたい1時間から1時間半で終了しますが、
それに比べてホームホワイトニングは、1日につき2~6時間必要になります。
就寝中にマウスピースを入れているだけでホワイトニングが出来る面では手軽に感じますが、就寝中ではなく日常生活の中でずっとマウスピースを入れておくのであれば、
この時間が苦痛に感じるかもしれません。
継続する意志が必要
オフィスホワイトニングは、専門家にまかせきりでホワイトニングが完了しますが、ホームホワイトニングをおこなうのは毎日が自分自身です。
毎日自分で、
「ホワイトニングする」
という意志を持って、ホワイトニングをしなければ、当然のことながら歯は白くなりません
「あぁ〜。今日はめんどくさいから、明日にしよ。」では白くならないってことだね!
その通り!ついついサボると、その分白くならないよ。
後回しにしてしまう気持ちのある方は、歯医者におまかせのオフィスホワイトニングのほうが簡単に感じることもあるでしょう。
トレーと薬剤の管理
ホームホワイトニングに使用するものは、基本的にはすべて歯科医院から処方・用意されたものを使います。(※ホワイトニング前の歯磨きに使う歯ブラシは別です)
そのため、薬剤やトレーを管理するのも患者さん自身の役割。
ホワイトニング剤は、冷蔵庫で保管しましょう。
トレーはきれいに洗って、ケースの中で保管します。(トレーは透明なので、ケースに保管していないと誤って捨ててしまうおそれがある。)
このように自分自身でしっかり管理しておかないと、紛失や劣化の原因にもなるので、片付けや管理が苦手な方は少しおっくうに感じる気持ちが出てきます。
トレーや薬剤への違和感や不快感
口の中に異物を入れると、オェッとなりやすい体質の人もいます。
(この症状を嘔吐反射と言います)
この嘔吐反射がある方にとっては、マウスピースを入れておくだけでも不快感を感じる場合があったり、薬剤を入れたトレーを口の中に入れることに違和感を感じることもあるので、ホームホワイトニングがしんどくなることもあるようです。
トレーを入れてみて不快感があるようでしたら、遠慮なく歯科衛生士に相談してみましょう。
部分的なホワイトニングができない
ホームホワイトニングは、ホワイトニング剤を入れたトレーを口の中に装着して、ホワイトニングします。
部分的に、
「この歯だけホワイトニングしたい!」
と思っても、ホワイトニング剤は他の歯にも流れていってしまうので、薬剤を部分的に歯に塗ることはできません。
『この歯だけにホワイトニングしたい!」という希望がある場合は、オフィスホワイトングの方が向いていますよ。
知覚過敏が起きてもすぐに診てもらえない
歯科医師や歯科衛生士の管理のもとでするオフィスホワイトニングと違い、ホームホワイトニングは完全に家で、患者さん自身がホワイトイングをします。
知覚過敏が起きやすいホワイトニングですが、ホームホワイトニングに関しては、ホワイトニング中に歯がしみても、その場ですぐに歯科医師や歯科衛生士に診てもらうことができません。
歯がしみたり痛みで不安があった場合は、翌日に歯科医院に電話してみましょう。
など、歯科医院の方から指示があると思いますので、我慢せずに連絡してみてください。
ホワイトニング中の知覚過敏は一時的なものなので、ほとんどの場合心配はないことが多いです。
(※歯にヒビが入っていたり、虫歯の歯がしみている場合は、別に治療が必要になることがあります)
ホームホワイトニングのメリットとデメリット まとめ
今回は、ホワイトニングのメリットデメリットシリーズ第2弾としてホームホワイトニングのメリッットデメリットをまとめました。
ホームホワイトニングはあなたのスタイルや性格に合っていましたか?
オフィスホワイトニングについての詳しい解説とあわせて、検討してみてくださいね。
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