こんにちは!歯科衛生士のCHIKAです。
先日、セルフホワイトニングが出来る美容室でホワイトニングを施術してきました。
とは言っても、
私は写真などの記録が録りたかったので実際ホワイトニングを体験したモニターは私の夫なのですが。
今まで、美容室でのセルフホワイトニングに興味はありつつどんなものなのかと疑問に思っていた私。
そんな私のように、
「美容室で受けるセルフホワイトニングって、どんな手順だろう??」
と、セルフホワイトニングが気にはなりながらも、いまいち一歩踏み出せないあなたの参考になれれば嬉しく思います。
では早速、セルフホワイトニングの詳細を見ていきましょう!
一般的なホワイトニングとセルフホワイトニングの違い
こんな疑問を持ったことはありませんか?
”ホワイトニング” とは言えども、セルフホワイトニングとオフィスホワイトニングは
まったくの別物。
施術の手順も使う薬剤も、効果も費用も、それぞれでまったく異なります。
セルフホワイトニングの詳細を説明する前に、一般的なホワイトニングとセルフホワイトニングとの違いを解説しますね。
一般的なホワイトニング | 比較項目 | セルフホワイトニング |
---|---|---|
過酸化水素・過酸化尿素 | 薬剤の主成分 | 酸化チタン |
ハロゲンなどの熱 | 光源 | 可視光線(LED)使用。熱はない |
1回で白くなる | 効果 | 歯磨きでは落ちないステイン着色をクリーニングする |
高濃度の薬剤は歯茎に付くと痛い | 人体への影響 | 人体に影響はない |
しみることがある | 歯の痛み | 痛みは無い |
エナメル質を溶かす漂白 | 作用 | 黄ばみを浮き上がらせて除去する |
高価格(15,000円〜) | 料金(1回) | 低価格(1,000円〜) |
あり | 食事制限 | なし |
出来ない | 虫歯/人工歯の可否 | 可能 |
上の表のように、一般的なホワイトニングでは強いお薬を使用して一気に歯を漂白するというイメージですが、反対にセルフホワイトニングでは優しいお薬を使用して、歯にこびりついた黄ばみを除去する、といったイメージになります。
「1回で歯を真っ白にしたい!!」という人には、どっちのホワイトニングが向いているの?
1回で白さを感じたい人は、オフィスホワイトニングから始めた方が白くなりやすいよ。
とは言え、セルフホワイトニングも実際に体験すると、
「び、び、美容室で、ホワイトニングを、しているぅ!」
と、
なんだか変にテンションが上がってしまった我々夫婦。
優しいオーナーさんの快諾を得て、遠慮のかけらもなく写真をバッシャバシャ撮らせてもらっちゃいました。(※皆さんも写真撮影の際は、お店の方に一言お伺いしてみてくださいね。)
美容室でセルフホワイトニングする方法
「美容室へ行って自分でホワイトニング…。
美容室へ行って自分でホワイトニング…。
美容室へ行って自分でホワイトニング…。
セルフでホワイトニング心細いぃぃぃ〜〜…」
と、ちょっと不安になってしまう気持ち、よーくわかります。
ですが!
その点は心配無用!
”セルフ” とは言っても、ある程度は店員さんが説明してくれますし、
わからないことがあればすぐに聞くこともできますので、何も気にせずリラックスしてホワイトニングすることが出来ますよ!
わからないことは、遠慮なくしっかり聞いちゃいましょう!
1.カウンセリング
来店したらまずは、利用規約に目を通して、承諾できる内容であれば同意書に署名。
このときの実際の利用規約の内容はザっと説明すると、こんな感じでした。
注意事項のような文面ですね。
これといって特別気になる項目はなかったので、すぐに署名を済ませました。
利用規約は、サロンによっても内容が違ってくると思うので、しっかり確認してみてくださいね。
2.セルフホワイトニングの説明
ホワイトニングスペースは、なかなか本格的なもの。
美容室の一角とは思えないような空間です。
同意書にサインが済むと、いよいよホワイトニングスタート。
手順説明書のようなものを見ながら、だいたいの流れをオーナーさんが説明してくれました。
3.ホワイトニング前の歯の色の確認
”シェードガイド”と呼ばれる歯の色の見本を使って、ホワイトニング前の歯の色を確認しておきます。
そうすることで、ホワイトニング後に歯の色がどう変化したのかがわかりやすくなりますよね。
シェードガイドには色に番号がついているので、ホワイトニング前の自分の歯の色がどの番号の色に近いのか、覚えておきます。
4.ホワイトニング前の歯磨き
ホワイトニング前には、歯の汚れをしっかり落としておいたほうが薬剤の効き目がいいので、歯をきれいに磨きます。
歯ブラシも歯磨き粉も、専用のものを用意してくれているので安心です。
5.歯の表面の水分を取る
歯磨きが終わったら、ホワイトニングしたい歯の表面の水分をティッシュで拭き取ります。
歯が唾液や水分で覆われていると、塗布した薬剤の濃度が薄まるので効き目が半減。
しっかりと、水分を拭き取ることがポイントです。
6.薬液を吹きかける
水分が拭き取れたら、また歯が唾液で濡れてしまわないうちに、歯の表面にホワイトニング剤を吹きかけます。このホワイトニング剤は、スプレー状のものでした。
吹きかけたスプレーは、綿棒を使ってホワイトニングしたい歯のすみずみまで行き渡らせる&余分な薬液を吸い取りましょう。
ホワイトニング効果を期待するあまり、ついつい薬剤を多めに使いたくなりますが、吹きかけた量が多いからと言って効き目が上がることはありません。適量を守って使用することに気を付けます。
7.LEDライトを照射する
薬剤が全体に行き渡ったら、いよいよライトの照射です。
この感じ、ホワイトニングー!!って感じするーーー!!!
やってる感、ありありの図。
このとき、LEDライト照射は9分間です。
ライトが当たっていないところがあれば、それもまたホワイトニング効果が薄れるので、9分間はあまりゴソゴソと動かずにジーっとしておくこともポイントだよ。
8.2回目の歯磨き
9分経過したら、うがいをして2回目の歯磨きをします。
このときは、歯磨き粉をつけなくてもOK。
9.5~7を繰り返す
歯磨き粉を付けずに歯磨きが終わったら、5から7までの工程をもう一度繰り返します。
- 5.歯の表面の水分を取る
- 6.薬液を吹きかける
- 7.LEDライトを照射する
10.最後の歯磨き
2回目のライト照射で9分経過したら、最後の歯磨きをします。
最後も、歯磨き粉はつけなくてOKでした。
これにて、旦那氏人生初の、セルフホワイトニング終了です。
めっちゃ簡単にできたー!
11.色のトーン確認
ホワイトニングが終了したら、最初にチェックしていた歯の色と、ホワイトニング後の歯の色を比較します。
シェードガイドが曲がっているS18とS30という色が、ホワイトニング前のS氏の歯の色です。
この写真では少々わかりにくいので、比較写真を作ってみました。
1回目では、それほどの効果はまだわかりませんね。
オーナーさん曰く、何回か繰り返すと効果が出やすいとのこと。
マイルドな薬液を使用している分、1回のセルフホワイトニングでは効果がわかりにくいんだそうです。
1回で効果がわからなかった方は、何度かチャレンジしてみるといいですね。
美容室でするセルフホワイトニングの費用
今回、私たちがセルフホワイトニングさせていただいた美容室でのホワイトニングの費用ですが、
初回3500円でした。
そして、2回目以降は4500円です。
セルフホワイトニングを行っている施設にもよりますが、だいたい初回3000円~くらいでセルフホワイトニングは受けられます。
安いところだと、1000円〜というところもあるそう。
回数重ねてホワイトニングするのであれば、1回が安く済ませられるのは嬉しいですよね。
歯のホワイトニングを美容室で体験レビュー まとめ
今回は、最近増えたきた、美容出来るや脱毛サロンなどで出来るセルフホワイトニングの手順や詳細をまとめました。
セルフホワイトニングは、1回では目に見えて白くならないことがわかりましたよ。
ホワイトニングコーディネーターの私からすると、
1回の施術で歯のホワイトニング効果を感じたい場合は、やっぱり、セルフホワイトニングよりは歯科クリニックで受けることができるオフィスホワイトニングをおすすめします。
オフィスホワイトニングは、1回につきだいたい15,000円〜ホワイトニングできて、さらに1回で目に見えて白くなったことが確認できます。
セルフホワイトニングは、オフィスホワイトニングのような歯の漂白効果はありませんし、1回4,500円のセルフホワイトニングを3回もすれば、オフィスホワイトニングの1回の値段と変わりません。
セルフホワイトニングは、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングほどの効き目はありませんが、繰り返しホワイトニングを重ねることが大切なホワイトニング方法です。
1人での来店も最初は不安もあるかもしれませんが、
今回取材をさせていただいて、セルフと言えどもだいたいのことはスタッフさんが教えて下さることがわかりました!
セルフホワイトニングに興味のある方は、ぜひ試してみてくださいね。
あなたの大切な歯が、いつまでもきれいに保てますように。
コメント