こんにちは!歯科衛生士のCHIKAです。
一般的に言われているホワイトニングの種類は、以下の3つ。
同じホワイトニングでも、方法や詳細は全然違うよ!
ホワイトニング3種類の中でも今回は、オフィスホワイトニングについて取り上げてみたいと思います。
オフィスホワイトニングのメリットやデメリット、工程や方法、効果など、
歯科衛生士でホワイトニングコーディネーターのCHIKAが詳しく解説していきますので、最後までじっくりご覧くださいね。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違いについて知りたい人は、こちらの記事で解説しています。
オフィスホワイトニング メリット
オフィスホワイトニングとは、歯科医師や歯科衛生士のもとでおこなわれる施術方法のことをいいます。
歯科医院でできるというだけあって効果が高そうなイメージがありますが、、実際のところはどうでしょうか?
メリットから見ていきましょう。
短時間で効果が出やすい
人にもよりますが、
オフィスホワイトニングは効果が出やすい人だと、たった1回の施術でもじゅうぶんに効果を実感できるホワイトニングです。
しかも、オフィスホワイトニングの1回のホワイトニング時間は平均して60分から90分ほど。
1時間半もあれば、ホワイトニング効果を感じることができるんだね!
もちろん、歯の色の濃さや歯の質は違いますので効果の出方も様々ですが、多く通ったとしても3回も通えばしっかりホワイトニング効果を感じることができます。
「何度も何度も通うのはめんどくさいなぁ…」
と感じがちな歯医者ですが、オフィスホワイトニングはあなたが想像しているよりもうんと簡単に済むホワイトニング法。
施術が終わったあとの白くなった歯を見ると、嬉しくなっちゃいますよ。
自宅でホワイトニングするめんどくささがない
オフィスホワイトニングは、自宅で自分でするホームホワイトニングやセルフホワイトニングと違い、歯科クリニックで歯科医師や歯科衛生士という専門家のもと、施されるホワイトニングです。
家でくつろぎたい時間に、自分でホワイトニングをすることになるのはちょっとめんどくさいときもあるね。
そうなのよ。オフィスホワイトニングは寝てたら全部終わってるから、かなり楽なんだよ。
寝ている間にホワイトニングが終わっているオフィスホワイトニングは、歯のエステのような感覚ですね。
部分的にホワイトニングできる
オフィスホワイトニングは、歯科医師や歯科衛生士と相談して、
自分が白くしたいと思う歯にだけ、ホワイトニングをしてもらうことができます。
白くしたい歯にだけ薬剤を塗って光線を照射したらいいので、白くしたい歯に集中してホワイトニングをすることができるんです。
ホームホワイトニングやセルフホワイトニングは、白くしたい歯にだけ薬剤を塗ることはできないの?
ホームホワイトニングやセルフホワイトニングは、歯に薬剤を垂らしたトレーをつけるから、どうしても隣の歯に薬剤が流れてしまうんだよね。
オフィスホワイトニングは、基本的には、上下左右、前から数えて5本目の歯までホワイトニングをすることがほとんどです。
もしあなたが、オフィスホワイトニングをするときに
『この歯だけホワイトニングをしてほしい!』
という希望があったら、遠慮せずに歯科医師か歯科衛生士に相談してみてくださいね。
(※クリニックによっては対応できないクリニックもあります)
知覚過敏が起きてもすぐに対処してもらえる
”専門家の目で確認してもらいながら薬剤を使うオフィスホワイトニングは、自分でするよりは安心できる”
確かにそうなんですが、とは言え、
ホームホワイトニングやセルフホワイトニングよりも強いお薬を使うのがオフィスホワイトニング。
歯の表面に、目に見えないほどの薄いヒビがあったり、小さな虫歯があった場合には、薬剤が歯にしみてしまうこともあります。
しかし、そんなときにも慌てることはありません。
オフィスホワイトニングの最中に歯がしみてきたときには、施術をしてくれている歯科医師か歯科衛生士にすぐに伝えましょう。
施術をしているその場で的確な対処をしてくれて、気持ちを落ち着かせてくれます。
不安なことや痛みが出たときにも、オフィスホワイトニングなら相談しやすいよね。
歯科医師か歯科衛生士が行うので安全
何度もオフィスホワイトニングの経験がある方は、
ある程度、オフィスホワイトニングの要領がおわかりかと思います。
でも、オフィスホワイトニング未経験の方は特に、ホワイトニングデビューって不安なもの。
私は自分が働くクリニックでオフィスホワイトニングをしているけど、それでも最初は緊張したよ。
オフィスホワイトニングは、プロの知識を持った歯科医師か歯科衛生士が最初から最後まで施術します。
ホワイトニングの1から10まですべておまかせできるオフィスホワイトニングは、薬剤の使用も安全で、簡単。
安心してホワイトニングすることができますね。
確実にホワイトニングできる
保険の効かないオフィスホワイトニングを受けるからには、歯を確実に白くしたいですよね。
オフィスホワイトニングで使用するホワイトニング剤は、約3.5~35%の過酸化水素水や過酸化尿素を使用するのが一般的。
これらの薬剤は、国家資格を持つ歯科医師しか購入・所有することはできません。
歯科衛生士も国家資格を持っているから、薬剤を買って所有できるの?
過酸化水素水や過酸化尿素は、歯科衛生士も購入・所有することはできないんだよ。
オフィスホワイトニングで使うホワイトニング剤は、お薬のことを知らない人が使うと危険を伴う強い薬です。
それほど、歯の漂白作用があってホワイトニング効果が期待できるということ。
「オフィスホワイトニングって、本当に、白くなるの?」
という疑問や不安がある方でも、安心して受けることができて、
白さを実感することができるホワイトニングなのです。
そして、歯科医師や歯科衛生士のもとで施術をおこなうオフィスホワイトニングは、専門家の管理によるものということで安心はできますが、
それでもやっぱり、デメリットも付き物。
オフィスホワイトニングのデメリット
歯科医院で安心しながらできるホワイトニング、それゆえに感じる不便さもあるのは事実ですね。
施術時間(チェアタイム)が長い
オフィスホワイトニングのメリットでもありましたが、来院回数は少ない人だと1回で済みます。
しかし来院回数という負担が少ない分、1回の施術にかかる時間が長くなるというデメリットも。
オフィスホワイトニングを受ける際、歯科医院にもよりますが施術にかかる時間は1回の受診で60~90分が目安です。
もちろんその間は何もできないので、歯医者の治療台に寝たままで施術が終わるのを待ちます。
(光の照射をするため目を保護しているので、雑誌やスマホを見ることもできません。)
ただただホワイトニングが終わるのを待つのみなので、ずっと歯医者の治療台に寝ているのが苦手な方は60~90分と言う時間が苦痛に感じる時間になるかもしれませんね。
ほとんどの患者さんは、ぐっすり寝ているよ。
お昼寝代わりに眠れるのは助かりますね。
歯がしみやすい
オフィスホワイトニングは確実なホワイトニング効果を期待できます。
その反面、使用する薬剤はホームホワイトニングやセルフホワイトニングよりも強いお薬を使っているため、歯がしみてくることがあります。
しかし、しみてくると心配になるかもしれませんが、この知覚過敏のほとんどが一時的なもの。
あまりにも大きな虫歯がある場合などは、神経に影響することもありますので注意が必要ですが、オフィスホワイトニングではそういったリスクもしっかり確認しながら施術してもらえるので、多少しみても心配はいりません。
私も少ししみたけど、すぐに解消したよ。
前歯・小臼歯のくちびる側のホワイトニングがメイン
前歯と小臼歯とは、1番から5番目の歯のことを指します。
オフィスホワイトニングでは、ホワイトニングのときに使用する機械の関係で、
一番奥歯でも5番目の歯までしかホワイトニングすることができません。
ホワイトニング剤を塗ったあとに照射する青い光が、歯の裏側や奥歯のほうには届かないよ。
5番の歯よりもさらに奥歯の歯や、前歯でも歯の裏側にはオフィスホワイトニングでホワイトニングすることができないので、
奥歯や歯の裏側までホワイトニングしたい場合には、ホームホワイトニングでホワイトニングすることをおすすめしています。
費用がかかる
現在の日本では、ホワイトニングは保険適用外の治療になっています。
比較的安価にできるセルフホワイトニングとは違い、数千円では施術はできない歯科医院がほとんどです。
詳しい費用はまた別記事にまとめますが、虫歯の治療と比べると決して安くはない金額なのでお財布と相談して施術を決めてもいいかと思います。
歯医者の選び方にもよる
現在、ホワイトニングを受けられる歯医者は全国に急増しています。
それほどホワイトニングが一般的になりつつあり人気があるということなのですが、それにともなって選ぶ歯科医院の選択肢も増えます。
一生懸命にホワイトニングを施術してくれる歯科医師や歯科衛生士のほうが圧倒的に多いのですが、中には仕事に対して無責任な医院があるのも事実。
など、少しでも不安なことがあれば転院を考えたり、あなた自身が納得のいくオフィスホワイトニングを安心して受けてくださいね。
オフィスホワイトニング メリットとデメリットまとめ
以上が、ホワイトニング業界勤務のホワイトニングコーディネーターCHIKAが解説するオフィスホワイトニングのメリットとデメリットです。
オフィスホワイトニングを考えている方、ぜひ参考にしてみてください。
ホワイトニングを受ける前に済ませておきたいことは、【歯のホワイトニングをする前に、済ませておくべきこと。】にまとめています。
ホワイトニングの効果をより良く発揮できるように、ぜひあわせてご覧くださいね。
あなたの大切な歯が、いつまでもきれいに保てますように。
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